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食欲は食べている時にやって来る。

 さあ、久しぶりに美味しかったものフォルダが火を吹きます。



 もう6月なのですが、朝夕がちょっと肌寒かったりする季節です。温かいお茶にピッタリなお菓子も良いですね。台湾出身の若い友人Charlesくんにお願いして送って頂きました。台湾のパイナップルケーキ(鳳梨酥)です。

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 これは台湾の老舗、台北犁記餅店のものです。いろいろなお店の製品があるのですが、ここのパイナップルケーキが一番私たち好みです。

面白いのは、ケーキ1つ1つは…
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こうして包装されているのですが、開けたらビックリ。

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なんとそのまま!

台湾らしい大らかさだと思います(笑)

 外側のサクサク感と中のパイナップルの餡が絶妙です。時間が経って、外側の皮がしっとりしても美味しいのですよね。
 台湾と言えば「すごい梅」の話があります。なにがどう「凄い」のかは、またの機会に。



 味噌カツについてあれこれ。

 この地方で味噌カツと言えば、矢場とんさんが一番有名でしょう。しかし、ここではちょっと変わった味噌カツを2店ご紹介。

 毎年春、私たちはある神社へお花見に出掛けます。この街の官庁街の程近く、けっこう穴場のお花見スポットです。夕方には仕事帰りのお役人さまご一同が宴会をされている光景をそこここで見かけます。
 ここに毎年出店する、屋台の串カツ屋さんへ。屋台の串カツ屋さんはお祭りなどで結構見かけますが、ここのお店の串カツはかなりレベルが高いのです。義父のJimさん曰く「この街中の屋台で、一番美味しい!」とのこと。

 いつものおじちゃんが体調を崩されたようで、仲間の方々がその代打で出店されていました。味が変わったのでは?と心配しましたが、まったく心配無用。ゲンさんという揚げ担当のオジサンの串カツの揚げ具合が絶妙! 

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 衣がサクサクで、最高! これが付け合わせのキャベツによく合うんですよ。今回ゲンさんから盗んだ技の1つが、衣の中にカラシ粉を混ぜる技でした。これ、家でカツを揚げるときに使ったら、ビールに良く合うカツになってビックリ!

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この地方独特のどて煮込み。

 赤みそ(八丁味噌)ベースなので真っ黒に見えますが、これが甘辛で最高なのです。良く煮込まれて、口の中でモツもとろとろに溶けてしまいます。まったくくどくありません。ビールですよ、ビール!
 
 そして、串カツの一番美味しい食べ方がこれ!

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レッツ、ディップ!
 
 揚げたての串カツをどて煮込みの鍋につけて食べる、味噌カツ! 実はこの食べ方がこの地方名物の味噌カツの元祖なのです。広小路という街のメインストリートに、昔は夜になると屋台がひしめきあっていました。冷めた串カツを、温かいどて煮込みにつけて出してくれというお客様からの要望があって、それが屋台中で大ヒットしたのが始まりなのですよ。もちろん、二度づけ禁止です!

 でも、ここで地元民からのワンポイントアドバイス! 揚げたてジュワジュワの串カツを煮込みの鍋に突っ込みますと脂で被膜ができてしまい、美味しい味噌が串カツに馴染まないのです。なので、ちょっと待って少し冷めてから煮込みの鍋に突っ込みましょう。お兄さんとの約束な!

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 誰もが15本くらいはペロリと食べられます。ビールにもご飯にも最高です。あぁ、今年も美味しかった!

 そして、もう1店。今池にある『キッチンダイシン』です。
 若い友人のCharles君が私の住む街に遊びに来て、私たち夫婦とディナーを食べようということになり、名古屋名物を所望する彼と共にこのお店に。かれこれ20年近く通い続けています。この街の洋食屋さんの中でも、老舗の1店です。夜遅くまで営業されているので、本当に重宝します。
 まず、最初に出てくるのがこのお漬物。

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これが本当に美味しい。

 自家製のお漬物(ぬか漬け)なので、ポリポリ食べてしまいます。そして、これがこのお店のスペシャリテ。


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ドーン!

 ダイシンカツです。ここの豚カツは焼き豚カツ(つまり、油で揚げていない)なので、大変サッパリしています。お肉の間にチーズが挟んであり、上から独特の赤味噌ソースがかかっています。初めてこの味噌カツを食べたときのショックたるや。ご飯がどんどん減っていきます。あ、Charles君はご飯お代わりしましたよ!

 ここのお店は、他にも肉汁したたるハンバーグや懐かしい味のメンチカツなど、どれを取っても美味しいのが嬉しいです。値段もリーズナブルなので、ついつい通ってしまいます。

キッチンダイシン
住所:名古屋市千種区今池1-13-14
営業時間:17:00~(LO 24:00)
定休日:月曜日
電話:052-731-0220




 わが家の近所にある『つけ麺 ぎんや』に再挑戦。今回はストロングを注文。

 オペレーションは、ぎんや本店の店長さんがいらっしゃらないためか、ちょっとぎこちないかなぁ。でも、無駄のないオペレーションです。

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ガツンとくる魚介豚骨。これはやっぱり美味しいや。
 
そして、おじや。
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良く玉子を混ぜてあるので、非常に細かいかき玉状になって、ふわっふわの食感。本当に美味しい〆です。

 最近この地方につけ麺の専門店が雨後の筍のように出店しています…が、もう一度行こうという気になれません(それは、このラーメンがあるから!)。でも、ぎんやはもう一度行こう!という気にさせられます。道理で、毎日行列が絶えないはずですよ。今日もごちそうさまでした。そういえば、煮干しという新メニューもできたそうなので、また近いうちに行かないと。



 ラーメンときたら、東京で行った2店舗。
 「麺屋宗」中目黒店です。中目黒の駅から歩いて10分かからないくらいの場所にあります。有名な工芸家、柳宗理さんのご親族にあたる柳宗紀さんが経営するラーメン店です。わが家も柳宗理さんの食器や調理道具をいくつか持っていて、長年のファンであります。
 今回は地鶏味玉塩の全部乗せを。

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この塩ラーメン、素晴らしい出来でした。絶妙な塩ダレ具合です。

 今回ヒットは、このメンマ丼。
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 私がオーダーしたチャーシュー丼は、フライドガーリックがラーメンの邪魔になってしまったのですが、メンマ丼は凄く相性が良かったです。タレとメンマの味付けが凄い。久々に美味しい塩を戴けました。塩ラーメンと言えば、近くまで出向いたので両国にある「ら・めん 風」の「しおらぁめん」も食べたかったのですが、今回は行けずに残念でした。

 そして、お馴染高田馬場の「二代目海老そばけいすけ」で「海老つけそば」の全部乗せを。最後まで海老そばと迷いました…。
 海老が本当に凄い。スープと麺の絡み合う感じも素晴らしいですね。最後のスープ割りは、海老スープの強烈なパンチに幸せ気分になりました。
 この地方にも海老スープのお店がちらほら出来ているのですが、けいすけの味を知ると、どうしても二番煎じとしか思えないのが残念です。
 次回は本郷の「四代目けいすけ」で「つけめん渡り蟹のしずく」にチャレンジ決定!



 そして、デザート。

 東京での打ち合わせの時。ある打ち合わせが思いがけず早く終わってしまい、ちょっと時間が開きました。そこで、近くのとらや赤坂本店へ。この地下にある虎屋菓寮(とらやさろう)が目当てです。
 私は季節限定の蓬餅、Cathyは千歳鮨(赤)を。

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 ここの蓬餅、一口食べると蓬の爽やかな香りが口いっぱいに広がります。蓬ってハーブの一種だったんだ、と再認識できます。そして、この餡が絶妙に合う! 千歳鮨も爽やかな甘さです。
 また、ここの御茶は吟味されていて、御菓子の甘みにピッタリですし、またさり気ない茶器が良いのですよ。売ってたら即買います!

 お店の雰囲気も落ち着いて、気がつくとすぐに時間が経ってしまいます。接客はパーフェクトですし、大人の時間をゆっくりと楽しむことができます。ちょっと大人のデートスポットとしても抜群です。
 今の季節だと、くずきりやあんみつが美味しくなる季節ですよね…。

虎屋菓寮 赤坂本店
住所:東京都港区赤坂4-9-22(とらや本店 地下1階)
電話:03-3408-4121(代)
営業時間:平日     11:00 ~19:00 (LO18:30)
     土・日・祝日 11:00 ~17:30 (LO17:00)
年中無休


 まあ、もちろん、いつも「とらや」さんを利用できる訳でもなく、今回見つけた結構リーズナブルな和菓子屋さんが、ここ都立大学にある「御菓子司 つ久し」さんです。

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 こちらの豆大福、好きですね。他のどら焼きや鹿の子なども、お値段以上の美味しさです。昔懐かしい、ほっこりした美味しさなのです。CPはかなり高いでしょう。こんな和菓子屋さんが私の自宅の近所にあったら、普段使いで通ってしまいます。

御菓子司 つ久し
住所:東京都目黒区八雲4-5-6
電話:03-3724-1294
営業時間:8:30~18:30(テイクアウトのみ)
定休日:火曜日




 その他、つれづれに溜まった写真を一言コメントで。

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 自家製いちごジャム。時間がない中で、カッとなって作りました。反省はしていません。これを作ると春ももうすぐ終わりだなぁ、と感じます。家中に苺の甘い香りが広がるのは、幸せという以外他はありません。今回は、広口ビン4本分になりました。わたしは苺のつぶが残っているのが好みです。

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 千寿の天むす。もともと三重県の食べ物なのですが、名古屋名物になってしまいました。ある日の打ち合わせで頂きました。やっぱりここの天むすが一番好みです。これは名古屋駅近くにある北店のものですね。海老天のしょっぱさとおむすびが絶妙です。


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 巷で噂のパウダー250%ハッピーターン。もう、これを食べてしまったら、普通のハッピーターンには戻れません。「パウダーまみれのハッピーターンが食べたい!」という子供の頃の夢が、こうして実現するとは。歳はとってみるものですね。
 しかし、これで飽き足らなくなり、そのうち、刺激を欲するままにパウダー300%、500%とエスカレートしていき、最後は魔法の粉“ハッピーパウダー”のみになると思います。そして、最後には“ハッピーパウダー”が末端価格いくらで取引される時代が来るかと!
 日本で最高の魔法の粉は、この“ハッピーパウダー”と、餃子の王将で鳥の唐揚げを注文するとついてくるスパイスのパウダーだと思う方は、是非挙手を!



 手を合わせて、ごちそうさまでした!
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ラーメン食べたい(by矢野顕子)

 このエントリーにあるように、先日Yuji村上さんとラーメン談義をしてからというもの、気がつけばラーメンが食べたくなる自分がいます。最近は妻のCathyにもそれが感染したらしく、自分から「ラーメン食べに行こう!」と言い出す始末。それならば、と最近出掛けて気になったお店をご紹介しましょう。



 まずは、我が家からそんなに離れていない『らあめん専門店 文化』です。好来系の薬膳ラーメンのお店です。好来系、というのは、この市内にある「好来道場」という薬膳スープを売り物にした老舗ラーメン店からのれん分けをしたお店の総称を言います。

 元々好来系のラーメンが好きな私は、新居の近くにそのお店があると聞いて嬉しくなり、Cathyと出掛けましたが…最初は道に迷いました…orz。
 URの団地の中の商店街にお店があります(といっても、数軒しかお店はありませんが)。分かる方は「ホームセンターコーナン砂田橋店」の東隣と覚えておくと吉でしょう。車の方にはコインパーキングがあり、40分は無料サービスになっています。これは嬉しい配慮ですね。

 お店は大変清潔で、好来系独特の薬膳の良い香りがほんわり漂っています。お昼過ぎには、すでに近隣のサラリーマンなどでお店は混雑していました。渋い感じのご主人が厨房に立ち、笑顔が素敵な奥さまがお水とおしぼりを持っていらっしゃいます。私は梅(チャーシューらあめん)を、Cathyは松(らあめん)を注文。ランチタイムは、ご飯がサービスでついてきます。注文してから10分かからない位で完成。

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これは私の梅。チャーシューは5枚入り(松だと3枚)

 ちゃんと温めてある、重厚ですり鉢のような立派などんぶりからは、薬膳の良い香り! スープを一口頂きますとスッキリしているのだけれど、ちゃんとスープのうま味が感じられる上品な感じ。私くらいの年齢になりますと、好来系のラーメンは塩辛く感じます。ですから、私にはこれ位が丁度良い塩梅です(若い方には薄く感じるでしょうね)。食べ進むほどに、味わい深いスープのうま味がしっかり伝わってきます。

 麺は中太ストレート。ちょっと柔らかめかも(次は麺硬めで注文しよう!)。でも、スープにはちゃんと絡んで良い感じ。メンマはコリコリ歯ごたえがある太めなもの。好来系独特のメンマです。そして、チャーシュー。これは本当に美味しい。柔らかくてジューシー、お肉のうま味も感じられて脂の甘さも抜群です。
 ここのラーメンの特徴は、好みで自家製辣油と高麗人参を漬け込んだお酢をラーメンに加えて、自分好みの味にするところ。最初はノーマルを楽しんで、その後辣油とお酢を入れました。本当に劇的に味が変化します。お酢を加えることで、スープが本当にさっぱりとして、美味しくいただけます。

 あと、ランチタイムのオススメはこのサービスのご飯。これ、チャーシューの端切れを一緒に炊き込んだチャーシューの炊き込みご飯なのです。これがね、本当に美味しい。豚の脂の美味しさと、ラーメンのタレが絡んで、どれだけでも食べられる勢いです。サービスのご飯、何があっても断ってはなりません。
 さらに、ここの「まかないごはん」も大変美味しい。これは完全なチャーシュー丼で、ネギと生姜が効いてて絶品です。Cathyもこのお店が気に入ったようで、ズルズルと夢中で食べていました。

 一つ気になるのが、スープの後味にちょっとだけ化学調味料を感じること。他の好来系のお店はそれが感じにくいので、ここは好みが分かれる部分になるのかもしれません。
(ちなみに私のラーメンに対するスタンスは、化学調味料を使っていようがいまいが、美味しいお店は美味しいし、不味いお店は不味いというだけだと思っています。流石に、舌が痺れるくらい化学調味料を使われるとビックリしますが…)

 実はこのお店、この地方で有名なあるラーメンブログではあまり良い評価を受けていないようで、最初はちょっと気になっていました。しかし、オープンしてから数年経っているようですし、自分が実際にラーメンを頂いてみて、少なくともそのブログで書かれているような酷いことはまったくありませんでした。
 ブログの意見は鵜呑みにしてはいけないし、ズレた意見であってもずっと残るので、インターネットと言うのは本当に両刃の剣だなぁ、と実感しました。

 とにかく、接客、お店の清潔感などを含めて、大変満足できました。特に、ご主人の奥さまの接客は、パーフェクトに近いでしょう。ここの近くに『つけ麺 ぎんや』が出来ましたが、味も系統もまったく違うので、客層もうまく棲み分けられているようです。末長く、共存共栄していただけると、この近隣に住むラーメン好きにとっては大変嬉しいと思います。ここのお店は、好来系としては珍しく味噌ラーメンがメニューにあるので、次は絶対挑戦してみましょう。

(話はまったく変わりますが、このお店の斜向かいにはこの市内でも激安で有名な「スーパーやまと」があることに気づきました。しまった、エコバックを持ってこれば良かった!)

『らあめん専門店 文化』
住所:名古屋市東区砂田橋3-2 大幸東団地商店街内
名古屋市地下鉄名城線「茶屋が坂」駅より徒歩5分
営業時間:11:00~14:30、17:30~21:00
電話:052-721-1139
定休日:火曜日と水曜日の夜 休み
(定休日と営業時間は、電話で確認すると吉です)
駐車場あり(40分無料サービス。道沿いに大きな看板が出ていますので、そこが駐車場の入口になります)




 そして、もう1軒。私の、いやこの地方出身者にとってのソウルフード『寿がきや』です。
 学生時代、一体どれくらい通ったことでしょう。当時ラーメン1杯180円、ソフトクリーム1つ100円という信じられない値段で、中高生たちはここか吉野家でお腹を満たしていきました。
 この地方出身だった亡きマーカテンドーさんと語るとき、必ず山本屋本店の味噌煮込みうどん、味噌カツ、そして寿がきやのラーメンの話が出たものです。

 2006年に寿がきやが名古屋めしブームに乗り高田馬場に出店し、二度目の関東進出を遂げました。関東在住のこの地方出身者数人で集まって、この懐かしい味を食べに行ったほどでした。しかし、残念なことに、半年で撤退という憂き目にあいました(あれは、絶対に値段設定がいけなかった…。この地方に準じた価格設定だったら、もっと流行っていたと思います)。
 この地方出身者が関東地方のスーパーで寿がきや製品を見つけると、情報のやり取りを冗談抜きでしあって、寿がきや製のインスタントラーメンや味噌煮込みうどんを買って食べ、懐かしさに浸ったものです。
 この地方に戻ってから寿がきやの前を通ることは何度となくあったのですが、入る時間がないことが多く、ずっと禁断症状が出ていたのです。これはCathyも同じだったようです。

 我が家に近いショッピングモールに出向いて、引っ越し後に見つかった足りない収納グッズを捜していたときに、そこに寿がきやがあることを発見。気がつけば、二人とも注文カウンターに並んでいました。

 私は肉入りラーメンと牛丼のセットを、Cathyは普通のラーメンを注文。ここで非常に残念なお知らせを聞かされます。今年の初めに、ソフトクリームのチョコクリーム・トッピング(昔はチョコレートサンデーと言っていたはず)が終了したとのこと。これが本当にB級の味なんだけど、後を引く美味しさだったんだ…orz これとクリームぜんざいは鉄板の美味しさなのに…。復活を強く要望します! 久しぶりにあの卑怯な味(良い意味で!)を試したかった!!!

 気を取り直して、しばらく待つとすぐにやって来ました。

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じゃ~ん!

 もう、美味い不味いという次元の話ではなく、このスープを身体の中に入れたことが重要なのです。魚介豚骨系のラーメンを食べると、この地方の人間は確実に「寿がきや」のスープを基準にしてしまう悪癖があるのは、このためです。しかし、反省はしていません。
 ちょっと麺が柔らかすぎましたが、昔ながらのスープは偉大です。この悪そうな肉が、また美味しいのですよ。B級グルメブームですが、この地方に関わるすべての人はこの味をゆめゆめ忘れてはなりません。これこそ、B級グルメのあるべき姿なのです!
 そして、初めて寿がきやの牛丼を食べましたが、結構美味しくってビックリ。あの、味にムラのあるときが多い五目ご飯よりも私は数倍好きです(あれはあれで、想い出の味なんですが…)。

 坦々麺などの新しいメニューが増えたり、高級な店舗ができたりと、寿がきやも日々進化しつづけていますが、昔ながらの伝統の味の良さを実感しました。

 あぁ、久々に懐かしい味を食べて、結構アゲアゲ気分で引っ越しの後片づけができました。 



追記:名曲「ラーメン食べたい」を知らない世代の方へ。こちらをどうぞご覧ください。決してエハラマサヒロさんのモノマネで、本物を知った気分にならないで~!!

2つのつけ麺について

 相変わらずの引っ越しの後始末と溜まってしまった仕事を片付ける日々ですが、引っ越して良かった事の1つは、近所に結構良いラーメン屋さんがいろいろあることに気づいた事でした。
(あ、前にメールフォームからご紹介いただいた、繁華街にあるラーメン店にも早く行かなきゃ! その節は、情報をありがとうございました!!)

 そんな中、新しい我が家からそんなに離れていない所に『豚そば ぎんや』の2号店、『つけ麺 ぎんや』が先日オープンしました。これは行っておくべきでしょう、と妻のCathyと一緒に出掛けました。

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 『豚そば ぎんや』は、名物の豚そばでも有名ですが、この地方でいち早く“つけ麺”をフィーチャーしたことでも有名です。関東でつけ麺というと、あの甘酸っぱいつけ汁を彷彿とさせます。悪くないのですが、私はちょっと苦手。また、つけ汁が食べている間に徐々にぬるくなってしまうのも、ちょっと苦手。しかし、今回のぎんやのつけ麺、私的にかなりの好印象でした。



 オープン初日、店の前を通ると開店時間の11時にはもう15名以上の行列が。 私たちは用事を終えてから、お昼すぎに行列に加わりました。

 店の周りには、この地方の有名ラーメン店から送られた花輪がたくさん。そして、花輪に群がって勝手に祝い花を引き抜いて持ち去るオバサンたちはもっとたくさん。
 これ、この地方独特の風習で、新装開店の店に出される花輪の祝い花を近所の人達が勝手に持ち去っていくのです。開店前から祝い花の周りに野次馬が現れ始め、開店と同時に争奪戦が繰り広げられることもしばしば。
 持ち去る方は「持って帰られて花がなくなるほど、その店は繁盛するから良いんだ!」とおっしゃるのですが、個人的にはちょっと…ね。タチが悪いと感じるのは、祝い花を取らないでと言ったり、祝い花をビニールで覆ったりするお店には「あの店はどえらいケチだで、もう行ったらんわ!」と悪い噂をたてられてしまうのです。この地方出身者としても、いつまで経っても慣れることができない風習です(つか、30年ほど前までは、少なくともこの市内中心部では、あまり見かけなかった風習であるように思います)。

 関東地方ですと、お店の方が祝い花を簡単な花束にして、帰り際に「記念にどうぞ!」と渡されることが何回かありました。スマートで、初日にそのお店に訪ねた人にとっては嬉しいサーヴィスだなぁ、と思ったものです。
 もちろん、中には行列の整理をしている店員さんに「持っていって良いですか?」と聞いてから祝い花を持っていく方もいらっしゃるのですが、本当に少数で…。酷い人になると、余分な葉っぱとか弱った花のつぼみを手で千切って路上にポイポイ捨てていく人までいらっしゃいます。
 流石に私の目の前で路上にゴミを捨てて行ったオバサンには「ゴミ、落されましたよ」と言ったのですが、「何を言っとるの!知らんがね!」と逆ギレされる始末。もうやだ。
 オープン翌日にこの店に行かれた方は、お店の周りに丸坊主になった花輪の台だけが並んでいる光景をご覧になったことと思います。



 なんとも微妙な光景を見ながら、40分ほどで店内へ入ることができました。店内にも沢山の花が。中には、この地方で有名なラーメンブログの管理人さんたちの名前が入った花もあって、ちょっとビックリ。多くのファンがこのお店に期待を寄せていることが伝わってきます。

 厨房では、ぎんや本店のご主人が店員さんたちにテキパキと指示を出されていました。お客様の中には重度のラーメンスノッブや「絶対、この人は有名なラーメンブロガーだ!」と見受けられる方々も多く来店していらっしゃる印象を受けました。

 このお店では、本店でも名物で味のベースとなる「つけ麺」、非常に濃い魚介豚骨の「ストロング」の他に、この二つを半々で割った「ハーフ&ハーフ」、特製エビ油で風味をつけた「海老風味味噌」、この地方一の辛さを狙った「ハバネロ」、そしてお店一番押しで流行りの「ベジタブル・ポタージュ(ベジポタ)」という、6種類のつけ麺を提供してくれます。

 Cathyはノーマルに「つけ麺全部のせ、温盛り」を、私は流行りに乗って「ベジポタ全部のせ、温盛り」をオーダー。10分ほどで出てきました。麺は二人とも標準の200gでした(100g単位で麺増しが可能。プラス100円~)。

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これが「つけ麺」

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こっちが「ベジポタ」

 麺は全粒粉を使った極太平打ち麺。麺だけ食べると、粉の香りがプンと鼻に抜け、舌触りもモッチリとして、大変腰の強い麺だと分かります。この強いインパクトのある麺に合わせるとなると、スープも相当ガツンとこなければならないでしょう。
 麺の量は、女性には丁度くらい。男性なら100円足して300gにするか、2種類注文して合わせて400gにしても良いかな?と思います(これは贅沢!)。ただ、そうするとかなりお腹一杯になるでしょうね。

 そして、スープ。石鍋ごとスープを熱するので、グツグツの熱々で提供されます。なので、麺の冷盛りでも最後までスープがぬるくなる事はないでしょう。温盛りだったこともあり、途中で温め直さなくてもスープは最後まで熱々でした。これは大変嬉しい配慮です(以前東京で頂いた、途中で焼いた石をつけ汁の中に入れてもらえるお店に並ぶ素敵な配慮かと)。

 味は共に凄い。「つけ麺」はコクと魚介の香りが強いけれど、そこまで強く主張しない絶妙な感じ。ガツンときますが、全然くどくありません。
 「ベジポタ」はこのつけ麺用スープに野菜スープを合わせたもの。舌触りも滑らかで、タマネギの優しい甘さがあって大変素晴らしい。両方のつけ汁とも、個性の強い麺にバッチリ合っています。これは美味しい!

 トッピングも素敵です。味付けがしっかりした半熟味付け玉子(黄身がとろりとしたゼリー状なのも良い!)、炙ったチャーシュー、柔らかく薄味の穂先メンマ、すべてがスープに合うような味付けに。単独で食べても美味しいので、トッピングだけでビールを呑みたくなる衝動に激しくかられました。
 つけ麺初体験のCathyも「これは美味しい!」とハムハム食べていました(麺が太いので、ズルズルと啜れない)。

 そして〆です。ランチタイムは、半ライス、または“おじや”(共に100円)がサービスで付きます。そこで、二人でおじやをオーダー。 
 石鍋に残ったスープにご飯を足し、そこに生卵を入れて再加熱。卵が半熟になったところで提供されます。
これが本当に美味しい。卵をよくかき混ぜると石鍋の余熱でスクランブルエッグ状態になって、ふわふわに。スープもまろやかになって、これらがご飯と絡み合い、レンゲですくって口の中に入れると得も言われぬ美味しさに昇華します。二人ともハフハフ言いながら、あっと言う間に完食してしまいました。これは、夜の営業でも注文すべきだと思います。ほんの100円で極楽気分が味わえるのです!…あ、あまりの美味しさに、おじやの写真を撮り損ねた…orz



 このお店は近くに学校が多いためか、学生の方は学生証を提示すると100円のトッピングやご飯類が1品無料になるサービスをしていらっしゃいます。なので、二日目のお昼にこの店の前を通ると、体育会系の学生さん達が多数並んでいらっしゃいました。確かに、学生時代にこんなお店があったなら、部活帰りに寄ったり、塾や予備校へ行く前にお腹を満たしていきたくなると思います。

 立地的にはちょっとアレかな?と思うのですが、これはラーメン好きも、近隣の方も頻繁に立ち寄るお店になることでしょう。 
 店員さんも皆さん頑張っていらっしゃって、オープンしたばかりなので少々太夫不慣れな感も見受けられましたが、これも時間がすぐに解決するはずです。明るく気が利く店員さんばかりで、接客にも大満足。可愛い女性店員さんを見るだけでも価値があります。

 これは、近日中に他の味にもチャレンジしよう!とCathyと話しながら店を後にしました。

『つけ麺 ぎんや』
住所:名古屋市東区砂田橋5-2-7 1階
名古屋市営地下鉄名城線「砂田橋」駅より徒歩4分
または「茶屋が坂」駅より徒歩10分
営業時間:11:00~14:00/18:30~21:30
休日:月曜日
駐車場あり(しかし、競争率高し)

※しばらくは行列覚悟で。ランチならば時間の余裕をもって出掛けられると吉です。現に、目の前でOLさん2人組と営業の男性2人組がタイムアウトで残念そうに帰っていかれました。




 つけ麺と言えば、絶対に買って試さなければならないものがありました。“100円ローソン(ローソンストア100)”で入手できるそうなのです。車での移動中に100円ローソンを見つけたので、ついでにカッ!となって買ってしまいました。反省はしていません。せーの、どん!

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五木食品の“つけ麺濃厚魚介豚骨”と“つけ麺濃厚魚介醤油”です。

 少し前に、私の大好きな漫才師、浅草キッド水道橋博士さんのブログで紹介されていて、かなり気になっていました。調べてみたら、去年の後半くらいには結構人気だったようですね。水道橋博士がオススメする食べ物やお店は、かなり当たりが多いのです(おっと、博士のTwitterもかなり面白い!)。

 つけ汁を作り、自家製半熟味付け玉子とメンマ(共に我が家の常備菜です。ほんのちょっと手間はかかるけど、簡単に出来る)、冷凍保存しておいた煮豚少々、刻みネギをこの中に入れてみました。タレをお湯で割ると書いてあったのですが、実際には具材を温める感じで火にかけて作りました。麺の茹で時間は、驚きの8分!(温盛りなら7分)思わず「どんなパスタなの!!」と突っ込んでしまいました。実際には少し早めに火から下ろして、冷水でしっかり締めました。

 そして食べてみますと、インスタントなのに物凄くレヴェルが高い。冷水で締めた麺は、乾麺とは思えない程のツルツルシコシコ感が出ます。そして、スープのコクも物凄く、麺に良く絡むのです。醤油も豚骨もどちらも美味しいですね。知らなければ100円であるとは絶対に思えません。CPが異常な程高すぎます。自宅なので、スープが冷めてもすぐに温め直すことも簡単にできるのが本当に嬉しい!

 最近、つけ麺を提供するお店がこの地方でも増えてきたのですが、玉石混交の感は否めません。もちろん「つけ麺 ぎんや」のような良く出来たつけ麺のお店には絶対に敵いませんが、これだけの味をインスタントで楽しむことができて、価格も100円ならば上出来なのではないでしょうか?(上記リンクは300gのものなので、ちょいと高めです)2袋買っても200円なので、これだけ食べれば身も心も満足すること受けあいです。試して満足したその後で、お店へ再び出向き、棚にあった分のつけ麺を思わず買い占めてしまいました(それでも金額はたがか知れています。1つ100円ですからね!)。
 
 ラーメン好きの方には、是非是非オススメします。一度騙されたと思って、レッツトライ!

"Having An Old Friend for Dinner..."

“The language of friendship is not words but meanings. ”
ーHenry David Thoreau


 久々に、旧友が私が住む街にふらりと遊びにいらっしゃいました。京都在住のプロマジシャンであり、創刊20年を迎えた奇術専門誌『掌- PALM -』誌の編集長でもあるYuji村上さんです。
 このエントリーでもエピソードを書かせていただいたのですが、村上さんとはかれこれ20年ほど前に知りあって、ここ10年近くは逢う機会がほぼありませんでした。昨年秋に出版された初めてのレクチャーノート『Starting Members』(片山工房刊、2009年)も全国的に好調で、かなり品薄状態になっているそう(関東地方のショップでは、軒並み完売の模様。おや、もしかするとリンク先のマジックショップしかもう在庫が無いの!?)。
 このノートについては、先ほどのエントリーに想い出話と共に詳しく書かせていただきました。内容は抜群に良いので、完売する前に未読の方は読んで損はないでしょう。

 10年ぶりにあった彼は、本当に立派なマジシャン…ラヲタ(ラーメンオタク)に成長していました(もちろん、冗談! 彼はマジシャン、創作家としても凄いのです)。
 旅に出掛けると、予め美味しい食べ物をチェックして、その店に出向くというのが趣味なんだそう。まさか、東京のラーメンに関してこの地でじっくり語り合うことになろうとは…(私が住む地方でも、東京で流行っているラーメンをインスパイアしたお店が、本家の名前を冠して「○○系ラーメン」として紹介されるのですが、そのライターとか番組の構成作家が、どう考えてもその元祖の店の味を知らずに紹介していることが散見されて、非常に微妙な気持ちになることが多々あります)。
 いつか同時期に東京に出向くことがあったら、板橋周辺のラーメン屋さんを巡ろうか!と意見が一致しました。

 もちろん、私と逢う前に彼は『如水』『豚そば ぎんや』といった私が住む街で有名なお店をすでに制覇していました(あ、淡麗系の『如水』、ラーメンがお好きでしたらオススメします。街の中心地より少し離れているのですが、出向く価値は確実にあると思います。もしUGM社へ出掛けるなら、そこから歩いて10分くらいです)



 初日の夜は、我が家へ招待。本当に久しぶりなんですが、一瞬にして時間が戻って、まったく話が尽きません。我が家の飲ん兵衛、Cathyセレクトによる日本酒を酌み交わしながら、お互いの近況からマジックの話まで、今日がまるで「じゃあね」と10年くらい前に解散した次の日のように、あっという間に時間が縮まります。
 村上さんは今、京都の凄腕バーマジシャンである喜多充さんがオーナーのマジックバー『Magic Table』と、去年の秋オープンした『NINJA KYOTO』にレギュラー出演していらっしゃるそうです。
京都に出掛けられた際は、お店に行かれると楽しめると思います。

 お互いの今年やりたい事などを話していると、自分も頑張らないとな、と再確認できました。今度、二人でこの街でこんなことをやってみようか?…なんて話もあったり。企画が固まったら、このブログでお知らせしますね。面白くなりそうなので、請うご期待!

 非常に濃いマジックの話を長いこと話していたのですが、何となくタイミングが合わなくて、一度もデックを取りださなかったのは本当に不思議。次回はセッション決定ということになり、この夜は深夜に解散。



 翌日は、私が住む街を案内することになりました。それなら、この街じゃないと食べられない食べ物もエンジョイしてもらいましょう。まず、この街の朝といったらこれでしょう。

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モーニングです。

 以前このエントリーでも書きましたが、珈琲などのドリンクを注文すると、無料でコンチネンタル・ブレックファーストが付いてくるのです。ここのモーニングは、少し量が少ない部類かなぁ…。
 村上さんのリクエストが「小倉トーストを食べたい!」ということで、今日は『おかげ庵』へ。ここは、この街が誇る喫茶店チェーン『コメダ珈琲店』が経営する甘味処。私は普通のモーニングにしましたが、村上さんはこれ。

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つぶあん付きです。

 バタートーストの上にこのつぶあんを塗って頂くわけです。「なんで小倉トーストってゲテモノ扱いされるんだろうね? だって“あんパン”じゃん、これ。しかも温かくて、バターのコクがマッチして良いよね」と村上さん。まったくその通りであります。この美味しさを知らないというのは、かなり人生を損しているように思います。

 小倉トーストも美味しいのですが、このお店でさらに美味しい甘味があります。

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焼きミックス大福!

 小さな電熱コンロで自分で白大福とよもぎ大福を焼いて頂くのです。なんてこともない大福なんですよ。でも、炙ってちょっと焦げた大福が『ほんま、アホみたいに美味しいんよ!』(カズ・カタヤマさん談) 

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この煙の感じと香ばしい匂いが最高にイカス(死語)!

村上さんもハフハフ言いながら完食。



 さあ、ランチにもちょうど良い時間となりましたので場所移動。悩んだ揚げ句に、味噌カツの名店『矢場とん』へと思ったのですが、村上さんは食べたことがないと聞いたので結局はここへ。
『あつた蓬莱軒 松坂屋店』です。

 ここのお店は「ひつまぶし」(「ひまつぶし」ではありません。この地方以外の方に、たまに本気でこう言われてビックリします)の老舗であります。「ひつまぶし」とは、刻んだ鰻の長焼きを小さなおひつに入れた、鰻ご飯なんですが、食べ方に特徴があるのです。

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どーん!

 どうです、この美味しそうなヴィジュアル。これを3つの食べ方で楽しみます。1杯目は、そのまま。2杯目は、刻み海苔、ワケギ、山葵の薬味を載せて。そして3杯目はこれ。

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うな茶!

 薬味を載せた鰻ご飯の上にお出汁をかけて、鰻のお茶漬けに。結構あっさり味のように見えますが、しっかり鰻、脂、秘伝のタレの美味しさが全面に出て、非常にゴージャスな味わいに。

 3杯とも、味の変化が劇的なので、非常に満足できて楽しめるんですよね。このお店は本当に優等生の味。他にも私の好きな「ひつまぶし」の専門店があるのですが、初めての方には絶対『蓬莱軒』に連れていきます。支店といっても、味が本店と変わらないのは非常に好感が持てます。
 (話は変わりますが、本店にいらっしゃる大女将も名物の1つ。非常に綺麗な名古屋弁を話されます。ちなみに、全国の皆さまに馴染み深いであろう「みゃーみゃー」話すのは、名古屋弁でも田舎の言葉で、今はレアになった本当の名古屋弁というのは、実は京言葉の影響を受けていて上品なのです。以上、豆知識でした)



 さあ、ランチを堪能したところで、ちょっとお茶でも。上の蓬莱軒がある同じデパートの中に入っている『HARBS 松坂屋店』へ。

 『HARBS』は、この地方発祥のアメリカンケーキのお店。洒落た内装と大きなケーキを楽しみに、高校生の頃から通っています。ちょっと背伸びをしたい学生にとっては、定番のデートコースでもあります。
 今では関西と関東に進出していて、初めて東京の六本木に出店したときは、同郷の友人カップルと妻のCathyと連れ立って、うはうは言いながら懐かしいケーキを食べに行った想い出があります。でもね、想い出バイアスがかかっているとしても、本店の味となんかちょっと違うんだなぁ…。
 大事なお客様が来たときは、本店かこの松坂屋店へ出向きます。松坂屋店の良いところはこの眺望。

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 今日は生憎の曇り空なのですが、晴れた日には街の郊外に広がる丘陵地帯の緑が凄く綺麗なんですね。場所も落ち着いているので、何時間でもゆったり過ごせます。

この季節だと本当に美味しくなるので、私は名物ストロベリーケーキを。
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そして、村上さんはストロベリータルトを。
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 両方ともイチゴがゴロゴロ入っている、大変贅沢なケーキなのです。それでは、断面をお楽しみください。

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こりゃ、たまらん!

 村上さんが一口食べて「うわ、うまっ!」と言ったので、オールOKです。
 大変リッチな生クリームと絶妙なフワフワ感のスポンジが絶妙。旬のイチゴも最高で、口の中をさっぱりとさせてくれます。これなんですよ、HARBSのケーキは。結構量が多いので、若いお嬢さんたちは1つのケーキを数人で分けて食べることもあるようです。
 この他にも、フルーツがたっぷりのミルクレープや、バレンタインシーズンに季節限定で出るチョコレートケーキも非常に美味しいのです。あぁ、久しぶりに懐かしい味を堪能。



 お腹も一杯になって、ちょっと腹ごなしに散歩しながら、ここに行ってみようかということに。

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テレビ塔です。

 丁度、東京タワーがリニューアルして、若いカップルが多く来場するようになって、それにあやかったのか、少し前にここもリニューアルして、凄く綺麗になったとは聞いていました。「恋人たちの聖地」という、大変気恥ずかしくなるようなネーミングもされています。私は20年以上ぶりに来場しました。テレビ塔がボロボロだった頃を思い出すと、本当に隔世の感があります。

 エントランスには素敵なお嬢さんたちがいらっしゃって、親切に案内をしてくれます。私たち2人に対して、4人で接客されるので、思わず恐縮してしまいました。昔はこんなにサービスが良くなかったぞ!!

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「恋人たちの聖地」らしく、展望台の入口にはこんなハート型のオブジェが。そうだ、そう言えば、もうすぐバレンタインでしたね。

 こんなラブリーな場所に、アラフォーの男二人で来てしまうとは…orz 展望台もリニューアルされて、本当に綺麗。カップルシートが沢山用意されていて、男2人でいると「お呼びでない?」といった感じで、大変肩身が狭く感じます。
 
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でも、眺めは抜群。

 夕暮れ時だったこともあり、日が沈む間際と夜の風景を楽しむことが出来て、思った以上に良かったです。これで入場料600円だったら、デートにはもってこいでしょう。エントランスにあるレストランも、結構評判が良いらしい…。



 最後はここへ。名古屋へ来たなら、絶対に行きたいと村上さんからのリクエストで『メンバーズ・エルム』。マスターの山内さんに歓待していただきました。
 今日は、マグロの中落ちと頬肉のお刺身が抜群に美味しく、牛スジの入った味噌仕立てのスープに二人でうまい、うまいを連発。他にも一杯おいしいお料理を出していただきました。

 お腹一杯になったところで、山内さんの妙技を楽しませていただきました。山内さんしか出来ないマジックの数々に、村上さんも大喜び。特に『The Magic』誌のVol.77Vol.78に解説された、山内さんのコインマジック『ガラスの動物園』に深く感心していました。
 この手順、実際に山内さんの演技を見て体験しないと、その本当の良さとパワフルさは理解できないかもしれませんね。村上さんも「これ、解説で読んだだけでは絶対に分からないよ」と後で言っていました。しかも、解説させていただいた最新の方法から、さらに進化を遂げていたのには本当にビックリしました。
 また、山内さんの「弾むボールと弾まないボール」の演技では、このエントリーで書いたPaulと同じ反応だったのが非常に面白かったです。

 村上さんはお礼に『Starting Members』を山内さんにプレゼントして、解説された作品をいくつか山内さんに演じていました。
  
 お店が忙しくなりそうな頃合いになり、山内さんにお礼を言いエルムを後にしました。それから場所を変えて、二人でお酒を酌み交わしながら結局この日も深夜までじっくりと語り明かしたのでした。

 たまにはこんな懐かしさと感傷に浸る日があっても、良いですね。今日からの仕事にも気合いが一層入りました…あ、ダイエットにも気合いを入れないと!!



 追記:Yuji村上さんの大阪レクチャーの詳細が決定しました。大好評だった京都レクチャーを見逃した方、村上さんのマジックをご覧になったことのない関西方面の方、必見です!3月7日に無事終了しました。大変面白い会だったそうですよ!

The 肉食系

 今週は大変な寒波のために、降雪が大変なことになっている地方の方もいらっしゃるよう。東京も初雪が降ったと友人からメールがきました。皆さまがお住まいのご地域は如何ですか? くれぐれもご自愛くださいね。



 時間をやりくりして、夫婦で足を伸ばして三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ。通称は「椿大社」)へ出掛けました。三重県在住の方には、交通安全のご祈祷で有名な神社です。

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ここは本殿。

 鈴鹿山脈の麓にあって、空気の綺麗な森に囲まれた大変風情のある神社です。お社が荘厳なのは、猿田彦大神を祀る神社の総本宮であり、日本最古の神社であることを思えば納得がいきます。

 商売繁盛と芸事にも御利益があるということで、私たち夫婦は毎年年始に参拝します。今日は義母のCindyさんからのお願いもあってやってきました。

 こんな寒い日でも多くの善男善女がこの由緒あるお社へ参拝に訪れていました。日本全国、強い冬型の気圧配置の支配下にあっただけあって、手水舎のお水に薄氷が…。それどころか、手柄杓が完全に凍っていたのです! 手を洗うとき、水の冷たいことと言ったら。皆さん「冷たい、冷たい!」と連呼しながらも手を洗っていたのですが、それを見ていたおっちゃんの集団が「冷たそうだで、手、洗ったことにしとこまい」と、この地方の方言丸だしでさっさと本殿へ。それって、良いのか!?

 本堂にお参りをして、頼まれていたCindyさんの事務所にある神棚にお供えするためのお塩をお買い上げ。その後、あまりの寒さに身体を暖めようと、神社の境内の中にある茶室「鈴松庵」で御薄を頂きました。
 この茶室は、あの松下幸之助氏が寄進された茶室なのです。写真撮影はちょっと憚られたので止めましたが、本当に素敵な茶室なんです。森に囲まれた静かな茶室で暖かな御薄を頂いていると、体中の汚れが浄化される感じがします…あまりに清々しい気分になれるので、煩悩の塊である自分は汚れごと消えて無くなってしまうんじゃね?と思ってしまうほどです。

 椿大神社の名物である、春泉堂さんの「椿草もち」と「椿麩まんじゅう」を買って帰ろうかとも思ったのですが、ランチのことを思って泣く泣く諦めました。ここの草もちと麩まんじゅう、大変美味しいですよ!



 そしてランチタイム。せっかく三重県まで足を伸ばしたし、今年一年のパワーをつけよう!と久しぶりにこのお店へ行ってみることにしました。

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「まつもとの来来憲(らいらいけん)」です。

 皆さんは「とんてき(トンテキ)」という料理をご存知でしょうか? 三重県四日市市に伝わる料理で、B級グルメの王道とも言ってよい料理です。豚の肩ロースのぶ厚い塊をラードとニンニクで焼き、程よいところでウスターソースがベースとなった濃いめのソースで絡めた料理です。ここ「まつもとの来来憲」は「とんてき」の元祖のお店なんです。これぞ「漢のめし!」というビジュアルのインパクトとガツンとくる味は、一度味わうと病みつきになります。
 TV番組「秘密のケンミンSHOW」で未だ取り上げられないのが不思議なくらいです(3年くらい前に東京にも専門店が出来ています)。最近では四日市市の街おこしの起爆剤として、大々的にこの「とんてき」を売り込んでいるようです。

 最近はテレビなどでも紹介される有名店になってしまいました。店先には、西野カナさんや彦摩呂さん、川村ゆきえさんなど、多くのタレントさんや女子アナウンサーのサインが…。彦摩呂さん、色紙にもちゃんと彦摩呂語録でお馴染の「味の宝石箱や~!」と書いているのを見たら、何だか感心しました。

 今日はラッキーなことに、結構スムーズに席に着くことができました。それでも、次々にお客様が来店されて、あっという間に満席になりました(もし順番待ちになったら、ここの待ち札にも注目。なんと数字の書かれたシャモジなんです!)。

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せーの、どーん!

 これが私が注文した「大とんてき定食」。このビジュアル、肉スキー系の方にはたまらないと思います。この日はその後人に逢う予定がなかったので、にんにくを増やしてもらいました(以前は無料サービスだったのですが、昨年から50円増しになったそうです)。
 この豚肩ロース、250gあります。硬そうに思いますよね? それが、簡単に咬みきれるくらい、ふっくら柔らかく焼いてあります。流石国産豚、お肉自体に甘味とうま味がギュッと詰まっていて、それににんにくの利いた濃厚なソースが絡んで、卑怯なくらいジャンクな味(もちろん、褒め言葉です!)。ご飯に合わない訳がありません。そして、見た目ほど、くどくないんです。妙齢の女性でも、パクパク食べていらっしゃいます。
 ちょっと口が油っこく感じたら、付け合わせのキャベツをこの濃厚ソースに絡めて食べると、アラ不思議。口の中がさっぱりして、なおかつご飯が進みます。魔法のようにご飯が減っていきます。これは、ご飯がどれだけあっても足りません。
 普通の豚肉のステーキとか、生姜焼きなどとはまったく違います。もう「とんてき」という名の豚肉料理の1ジャンルとしか言い様がありません。

 そして、写真奥の豚汁。ここのお店の豚汁、普通の豚汁とは一味違います。凄く濃厚で、豚のうまみエキスがギュ!っと詰まった豚汁なのです。お味噌は合わせですね。どちらかというと「札幌の美味しい味噌ラーメンのスープ」と言ったほうが良いかもしれませんね。
 また嬉しいことに、ご飯、豚汁、キャベツはお替わりOKなので、お店にいる男性はほとんどお替わりをしていました。私もご多分に漏れません、はい。このお店は、どんな意志の固い人でも、絶対お替わりをしてしまう魔力を持っています。

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これはCathyが注文した「来来定食」。

 女性用に豚の細切れを同じソースで炒めたもの。これがまた美味しい。焼いた豚肉のカリカリした部分としっとりした部分のコントラストが素晴らしい。これもごはんがススムくんです(あ、このgifアニメ、懐かしい! 覚えていらっしゃる方、どれくらいいるのかなぁ…)。

 このお店は味もさることながら、お店のスタッフの皆さんの気遣いが素晴らしいんですよ。関東在住の頃よく通って、今も大好きな目黒にある名店「とんかつ とんき」にも負けないと思います(池波正太郎先生の名エッセイ集『食卓の情景』に出てくる描写、今でもそのままです)。気持ちいいお店の接客だけでも通いたくなるお店です。家族連れにも人気があるのも分かります。

 今日は注文しませんでしたが、おつまみの「とんチップス」や餃子も大変美味しいですよ。

 二人で大満足でした。繊細な日本料理や趣向を凝らしたイタリアンやフレンチも良いのですが、たまにはこうしたB級ガッツリ系も良いですね。さあ、力をつけたところで、今年も仕事、頑張ろう!

「まつもとの来来憲」 
住所 : 三重県四日市市松本2丁目7-24
近鉄湯の山線「伊勢松本」駅下車 徒歩5分。車なら、東名阪自動車道の四日市インターから15分くらい(駐車場完備ですが、土日祝は確実に満車になります。要注意)
電話 :059-353-0748
営業時間 :11:00~14:00/17:00~20:00(L.O.は10分前まで)
定休日 :月曜、火曜日
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Author:yuki_the_bookworm (a.k.a "べたねば")
何げない日常の中の、本と料理とマジック。

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