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Seriously Silly Live! (日本語字幕版)

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 日本ではあまり一般的ではないマジックのジャンルに「キッズ・ショウ」があります。文字通り、子供向けのショウのことで、欧米のマジシャンが生まれて初めて行うショウの多くは「子供の誕生日パーティー」ですし、マジシャンとしてのキャリアの初期には必ず通る登竜門です。アメリカの電話帳を見ますと“Magician for Birthday”ですとか“Birthday Party Magician”としてカテゴリーがあって驚いたことがありました。

 この「キッズ・ショウ」、実は結構需要が多いのにも関わらず、ちゃんとしたノウハウをまとめた教材と言うのが国内外見ても大変少ないのが現状でしょう。

 幼稚園教諭免許を持っていて、以前幼稚園の先生をしていた妻のCathy曰く、幼稚園の先生がイベントなどでマジックなどを演じる機会がたまにあって、そういう先生向けのマジックの解説書や道具なども沢山あるそうなのですよね。(昔からあって有名なのはこの本でしょうか?Tonおのさかさんのイラスト入りでかなり豪華な内容ですね)

 ただ、幼稚園の先生は仕事として子ども達をどうコントロールするかの術をご存知ですが、私たちにはその術があまりありません。逆に、幼稚園の先生は子ども達のコントロールはできるけれども、私たちのように楽しませるマジックの演技をどう見せるか?という術がありません。なので、幼稚園の先生たちもいろいろ考えられているようなんです(予算の兼ね合いもあるので、ボランティアのマジシャンをイベントに依頼したりすることも多いそう)。ただ、ボランティアマジシャンの演技を観た時の子どもたちの反応がマチマチだったりで、自分たちが思っていた以上に盛り上がらないこともあるとか、ないとか。



 上記のように、アメリカには有名なキッズ・ショウ専門のプロという方々が何人かいらっしゃいます。その中で一番の稼ぎ頭が、今日ご紹介するDVDの主人公、“Silly Billy”というステージネームで知られるデヴィッド・ケイさんなのです。

 日本ではあまり知られていないマジシャンです。どれくらい有名か?というのは、ケイさんの仕事ぶりで分かります。
 ニューヨーク中のセレブが彼を子どもの誕生日パーティーにと指名します。ホワイトハウスでも演技をしました。実際ニューヨークにいた時、この“Silly Billy”という名前をマジシャン以外の方から聞いています。そして、彼はニューヨークの高級住宅街にご自宅を構えていらっしゃいます。
 この事実から、普段のケイさんがどれくらい凄い仕事をしているか?がお分かりになって頂けると思います。




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 去年、インターネット上で開かれたマジックの大会“Essential Magic Conference”にスピーカーとして登壇し、本当に素晴らしいプレゼンテーションをされました。今、このサイトにはインタヴューとプレゼンテーションの動画が3本アップされています。今見なおしても素晴らしいのです。

 2005年にこのDVDの基となった著作『Seriously Silly』が、友人RichardのKaufman and Company社から発売されました。ほとんど日本では話題にならなかったと思います。しかし、私の先生Jamyはすぐに「何も言わずに買っておけ。以上。」という非常に短いメールを送ってきました。
 それまで何冊かのキッズショウに特化した専門書があったのですが、内容が今の時代に合わなかったり、普遍的な内容ではなかったりと、正直参考になった本はほとんどなかったと言っても過言ではないでしょう。

 でも、この本は違いました。キッズショウに必要な生きた知恵が満載されていました。それだけでなく、キッズショウの歴史や深い心理的考察などが含まれた、キッズショウという分野を網羅する初めての専門書となったのです。「子どもを楽しませるって、そんなに簡単じゃないよ」という著者の心意気がビシビシ伝わってきました。

 先生Jamyは奇術専門誌『GENII』の書評に「今まで子どものためにマジックを演じることについて書かれた本の中でも、もっとも賢い本が出版されました。マジックと言う芸術を学ぶ誰もが必携の本です」と書いているほどです。出版当時、欧米のキッズショウ専門のマジシャンたちの間で衝撃が走ったと言います。

 そして、2007年にこのDVDが発売されました。ケイさんの演技はなかなか見る機会がありません(実際は彼を雇わないと難しいでしょう)。このDVDが登場したことで、本で伝えられないショウの興奮が読者に広く理解できるようになったのです。

 こんな素晴らしいDVDが日本語字幕付きで発売されたならば、買っておくしかないでしょう!!



 まず、このDVDがよくあるレクチャーDVDと一線を画している点は、ただ演目を教えている訳ではない点です。多くのキッズショウ向けの作品や文献は、ただ演目を教えているだけ、ということが多かったように思います。
 ケイさんはDVDの最初に、中国の思想家管子の有名なフレーズ

もし男に魚を与えてあげたら、一食は食べることができるだろう。
もし彼に魚釣りを教えてあげたら、一生食べていくことができるだろう。


を引用して、これは「理論(つまり、ノウハウ)を教えるDVDである」と宣言しています。つまり、押し入れに眠っているような道具を使っても、この理論さえ覚えて当てはめていけばキッズショウが出来るようにすることが目的だ、という訳です。

 理論と言っても、本当にシンプルな6つの理論にまとめられているのですぐに理解できます。重要なポイントはテロップでキチンと出ますので、見逃すことはありません。

 CathyにもこのDVDを見せて内容をどう思うか?と聞いてみましたら、先生の視点から見ても大変良い事を言っているとの事でした。



 そして法則を説明した後、それを如何に作品に練り込んでいるか、300名の子どもを前にした実演で見ることができます。その実演の凄いことと言ったら! 子どもたちが目をキラキラさせて、大興奮で楽しんでいるんですね。演目の素敵さもあるんですが、それ以上に“Silly Billy”というキャラクターが大変素敵なんです。
 子どもたちの興奮を観ていたら、私の好きなイギリスのロックバンドColdplayの歌詞が頭に浮かびました。

And all the kids they dance, all the kids all night
Until Monday morning feels another life
I turn the music up
I'm on a roll this time
And heaven is in sight
- “Every Teardrop Is A Waterfall”


 なんて幸せな光景なんでしょう!

 演技の部分を見たCathy曰く「あと、何故子ども達が騒がずにこの人に注目しているか?ということを考えてみると良いかもしれません」とのことでした(本当はツカミの部分をどうするか?という部分が収録されていたら完璧だったと思います。最初に子どもたちの心をがっちりつかめるかどうか?がショウの成功を左右しますから)。



 実演を見た後、本人による分析が入ります。何故このギャグを使ったのか、何故ここはこういう風にしたのか、すべての動作に無駄が無く、考え抜かれている事が分かるでしょう。また、実戦的なアドバイスも適宜入るので、一瞬たりとも気が抜けません(特に、ココで言われている一緒にショウを観ている親に対する対応は、非常に大切だと思います)。
 この分析の部分を見ていると「あぁ、伝説の番組『8時だョ!全員集合』は本当に良く考え抜かれた番組だったんだなぁ」と思われることでしょう。例えば、今でも有名な「志村、うしろ!うしろ!」現象などを的確に分析されているのです!!

 もちろん、ケイさんの演目にも注目して頂きたいのです。例えば、よくあるカラーリングブックというマジック(東京ディズニーランドでは定番の商品ですね)1冊だけで、なんと5分も子どもたちを熱狂させ続けます。これは本当に凄いことです。
 このDVDでは、Kayeさんの定番ネタを4種類解説しています。すべての手順が考え抜かれた作品です。中でも、定番商品のミルクピッチャーを使った「Milk Pitcher Plus」という作品を私も良く演じていますが、驚くほど受けますよ!

 ただ、解説はすでにその道具にある程度慣れている方に向けたものですので、道具の使い方の解説自体はあまり詳しくはありません。なので、必要な道具を用意して予め練習しておく必要があるでしょう。

 あと解説で1つ分かる事は、ケイさんは昔の良いメーカーの製品を使っていらっしゃるんですね(昔のメーカーの製品は大きさもあって丈夫、しかも遠くからでも見栄えが良いのです)。それを見ただけで「あぁ、この人は分かってる!」と思いました。しかし、使っている商品は今でも普通に流通している商品ばかりですので、演じる分には何の問題はありません。



 内容の素晴らしさもさることながら、中にふんだんに盛り込まれているジョークが最高に面白いんです。ストリート・マジックの雄、デビッド・ブレインさんのパロディには、アメリカの東海岸に住む有名マジシャン、例えば友人Richardにスティーヴ・コーエンさん、ギャンブリングのテクニシャンとしても有名なサイモン・ロヴェルさんまで登場して、本当に馬鹿なことを本気でやっています!(褒め言葉ですよ)
 そして、日本でも有名になったマスクド・マジシャンの番組(種明かし番組ですね)の衝撃的なパロディは必見です。



 肝心の日本語字幕は素晴らしいです。いつものスクリプト・マヌーヴァ社のクオリティですね。このDVDのすべてを完全に理解できるようになっています。

 ただし、このDVDはあくまでもダイジェスト版です。出来ればケイさんの名著『Seriously Silly』を読んで頂けると、さらに深い知識を得ることが出来るでしょう。作品ももっと紹介されています。

 版元のRichardに連絡をしたら、今は品切れで再版している所だそう。ケイさんのウェブサイトでは、この本とDVDの中で使われている道具も購入できるようになっています。



 海外の友人に、ちょっと変わった人がいます。彼はキッズショウと大人向けのショウを両方とも演じていたのですが、驚いたことにショウの演目は両方とも同じで、演出がちょっと違うだけだったのです。しかし、子どもからも大人からも素晴らしい反応を引き出していました。
 両者ともに同じ演目を演じる理由を彼に聞いたら、こんな答えが返ってきました。

 「だって、子どもに受けるマジックは、大人にも受けるんだよ。現象がシンプルで分かりやすいからね! もっと言えば、子どもにマジックを演じて受けるなら、誰にだってマジックを演じられると言っても良いだろう。みんなキッズショウというと馬鹿にするけど、キッズショウを舐めてたら痛い目にあうんだぜ!」

 このDVDは確実にキッズショウ向けではありますが、実は大人に向けて演じるショウを考える上でも大変参考になる内容なのです。大人の場合はこのDVDにある“1分間に起こる”「笑い」の部分を「驚き」や「感情の起伏」に変えてやればいいのです。

 子どもは素直に反応を返してきます。ツマラナイとすぐに騒ぎ始めて収集がつかなくなります。一方、大人はあくまでも大人な対応をします。そして、あなたの演技に興味を持たなくなるでしょう。これではお互いにとって不幸な出来事になってしまいます。

 マジシャンとして、または先生としてキッズショウを演じる機会がある方だけでなく、自分が演じて受けがイマイチ良くない演目がある方には、是非にとおススメします。きっと何かが大きく変わるきっかけになることでしょう。

もし、出来ないことが出来るようになる力への欲求を満たす術を私たちがショウの中に組み込んだなら、子どもたちの中で長い間記憶に残るような経験を生み出すことができます。この力への欲求と言うものは、子どもたちの中ではそれほど強力な動機づけとなるのです- デヴィッド・ケイ


このケイさんの言葉は、子どもについてだけ言っているとはとても思えません。



『シリアスリー・シリー・ライブ(日本語字幕版)』 デヴィッド・ケイ主演、スクリプト・マヌーヴァ社刊、2012年。
定価 5400円 全国有名マジックショップ、またはこちらのウェブサイトで購入可能。


 

 
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Genii 75th Birthday Bash!

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 このエントリーでお話しした、友人Richardが開催するマジックの大会“Genii 75th Birthday Bash!”に、日本から前田知洋さんが出演されることが決定しました。

 日本からは、これで沢浩さん、中嶋ゆみさん、と3名が出演することとなって、凄く強力なラインナップになりましたね。

 実はこの他にも今は言えない「えっ!?」という出演予定マジシャンがいらっしゃいまして…本当に目が離せません。

 今から凄く楽しみです!

MAGIC 2012年4月号

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 私の古くからの友人でニューヨークで話題のマジシャン、スティーヴ・コーエンさんが、奇術専門誌『MAGIC』4月号の巻頭特集で登場しました。



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これは一昨年名古屋にて。

 スティーヴさんとはかれこれ25年(えっ!?もう四半世紀になるの??)のお付き合いになります。スティーヴさんが頑張って今の成功を手にしてきた姿を、ずっと彼の傍で観てきました。
 今、ニューヨークで週末に上演されている"Chamber Magic"というショウは、軒並みチケットが完売(詳しくはこのエントリーをどうぞ!)。
 今年の1月にはニューヨークの殿堂、カーネギー・ホールにおいて“Steve Cohen's Theater of Wonder”というショウを上演し、大変評判となりました(カーネギー・ホールにマジシャンが登場するのは、何十年ぶりという快挙でした)。詳しくは、彼のブログをどうぞお読みください(凄く良い内容のお話です!)。

 先ほど挙げたエントリーにもありますが、彼は「マジックを“High Culture”としてとらえる」ことに腐心していて、それはかなり達成してきていると感じています。



 今回の『MAGIC』誌では、奇術博士として名高いジョン・ラッカーバウマーさんが記事を担当。彼の日本でのキャリアから今の成功、そしてカーネギー・ホールでのショウについて、じっくりとアカデミックに禅の心を中心に据えて解説してあります。内容は抜群に素敵でした(彼曰く、なんでも「最初の内容はあまりにアカデミックすぎて、自分の事じゃないみたい!」だったそうで!)。

 これで、彼は『Genii』、『MUM』誌と4大専門誌の内3つを制覇したことになります。これは凄いことでしょう。



 彼の活躍は本当に凄くて、年内には彼が登場するマジックの特番(しかも歴史もの!!)がアメリカで放送され、そして、インターネットを使った初のマジックの大会"Essential Magic Conference"の今年のスピーカー(出演者)の一人にもなっています(あ、もしかしたらここが初リークになりますね! 内容もこっそり訊いたのですが、凄く面白い! で、他の未発表スピーカーの皆さんも凄いですよ!! そういえば、この大会、今年が最後なんですよね…)。



 良いマジックの記事をお読みになりたい方は是非にとおススメします。ここからカード決済で購入可能ですし、マジックランド社さんに問い合わせてみても良いでしょう。

 この号の目次をここから見る事ができます。他の記事も面白いものが沢山ですよ!



 今年は秋に彼とニューヨークで逢う事になりましたので、彼のショウの様子などもここに書いたりしたいな、と思います。お楽しみに!
 

『Heavy Rotation』 by Yuji村上(Part 2)

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 先日のこのエントリーでお話しした、京都のプロマジシャンであり『掌PALM』誌の編集長、Yuji村上さんの作品集第2弾『Heavy Rotation』が手元に届きました。内容はどうだったかと言いますと…もう、仕事そっちのけで読みふけって練習をし始めてしまいました! 

 まず大前提として。内容は抜群に良いです。一般の観客向けの素敵な作品が10種類、詳細かつ丁寧に解説されています。



 まず、確実に言えるのは、絶対に演技が入っている演技DVD(ノートに同封されています)を先にご覧ください!! そうじゃないと、絶対に損です。

 DVDについて言いますと、ほぼ申し分ありません。まったく奇をてらっていない、村上さんのほんわかした良い雰囲気をしっかりと切り取っていると思います(出来れば皆さまには、村上さんの生の演技を観て頂きたい!!)。編集も良く出来ていて、演技もハッキリ分かりやすく、不思議さもちゃんと伝わります。

 このDVDでただ一つ惜しいと思った点は、村上さんの声がしっかり拾われていない点です。カメラに近いお客さん(カズカタヤマさん)の声の方が拾われています。この点は本当に惜しいと思いました。

 本文の解説は大変しっかりして分かりやすく、その作品の発展過程も詳しく書かれているので興味深いです。基本技法の解説は少ないですが、中級以上の方なら難なく分かる技法ばかりです。
 イラストもカズ・カタヤマさんが担当されていますので申し分なく、装丁やレイアウトも良く出来ています。
 
 製本のちょっと専門的な話になってしまいますが、本書は60頁中綴じ(二つ折りにした紙の中央をホッチキスで留める方法)となっています。多分、これは中綴じの限界に近いページ数だと思います。個人的には無線綴じ(紙の端を接着剤で留め、表紙でくるむ方法)の方が読みやすかったかも?と感じました。

 DVDの音声と製本の気になった点は本当に些細な点で、内容の良さにはまったく影響ありません。さあ、作品の紹介に進みましょう!
 


1.Shooting Aces:観客への分かりやすさに主眼をおいた、4枚のエースの手順。ちょっとした工夫と消失・移動をしっかり見せるハンドリングで素敵な作品になっています。
 お客さんが指定したパイルにエースが集まっていくのですが、この方策、アメリカのコインマン、ディーン・ディルさんの方法も参考にされると良いかもしれません。この方法はこの商品(この作品に一番最初に紹介されました。当時は小冊子でしたが…)や、アーロン・フィッシャーさんの著作などに収録されています。是非参照してみて下さい。

2.Maeterlinck Card Trick:このエントリーで紹介しました、名古屋のレクチャーで演じられた“グラスの下に飛行するカード”です。クロースアップマットが必要ですが、その効果は抜群です。
 この作品の後にある『「カード・アンダー・ザ・グラス」のお話』というエッセイ、この種のマジックを演じられる方には参考になり、村上さんの心境が分かってついニヤリとしてしまうでしょう。そして、いつか演じようと思っている方には、非常に勇気を与えてくれるでしょう。

3.One Two Through 4.Rubbers Again
 アメリカの才人、マイケル・アマーさんが有名にした2本の輪ゴムが溶けるように貫通する『クレイジーマンズ・ハンドカフ』(このDVDの解説が良いかな?本当はパンフレットが入手出来たらそれが最高なのですが、今は絶版のようですね。より不思議に見える小技やアドバイスが分かります)というマジックの後に演じると良い作品です。
 One Two Throughは、輪ゴムが貫通する様子を段階に分けて見せていき、Rubbers Againは、2本の輪ゴムのうち観客に持ってもらっている1本が溶けるように消えてしまいます。手順で見せた時、素敵なクライマックスとなるでしょう。

 これらの手順、昔から村上さんに見せて頂いていましたが、凄く素敵な作品です。輪ゴムのマジックがお好きな方にはタマラナイと思います。Rubbers Againで使われている輪ゴムの処理は、拙訳『デレック・ディングル カードマジック(コインマジックもあります)』も参照されると一興かと思います。

 この作品の最後にある『「クレイジーマンズ・ハンドカフ」のお話』というちょっとほろ苦い思い出のエッセイも素敵ですね。

5.Uninstalled ~Card version~ 6.Uninstalled ~Mental version~
 これは非常に期待していた作品ですし、演技も物凄く素敵です。待ち構えていた作品でした。

 手にデックをファン状に広げて持っている写真を待ち受け画面にしている携帯電話(いわゆるガラケー)を示します。携帯を閉じた後、観客に1枚のカードを選んでもらいます。再び携帯を開くと、待ち受け画面にあるファン状に広げたデックから観客が選んだカードだけがせり上がってるのです! 待ち受け画面に手をかざすと、一瞬にしてせり上がったカードが画面から消えてしまいます。

 村上さんの「最新機器を使ったマジックにおいて、何が不思議なのか?」という思い、実は私も考えあぐねている部分でして、最新機器を使わなくても同じくらい効果的な作品を作ってやるぞ!という心意気に打たれました。

 ところが! 残念なことに私が持っているガラケーでは出来ませんでした!!! あまりに悔しいので、このマジックが出来る携帯に機種変更してやろうかな?と考えています。それ位、実用的で素敵な作品です。(出来れば、どこの会社のどの機種なら出来るよーというのが注釈であったら嬉しかったかなぁ…)

7.Add-Balloon:バルーン・アートをされる方にピッタリの不思議なオープナーです。現象は是非DVDをご覧ください。私はプードルくらいしか作れないのですが、これはやってみようと思い、風船を買いこんで練習を始めました。『「バルーン・アート」のお話』というエッセイは、非常に示唆に富んでいます。

8.Eye-Mazing Climax:これはこのエントリーで触れたフランク・ガルシアさんの著作『フランク・ガルシアのカード奇術の秘密』に解説されている名作の1つです。村上さんは、その名作に素敵な一ひねりを入れました。
 デックから抜き出した4枚のエースが4枚のキングへ変化してしまいます。消えた4枚のエースはデックの中央から再び現れます。そして、最後にクライマックスが!
 
9.Mental Photogenic:これはマジシャンならおなじみの「メンタル・フォトグラフィー」(東急ハンズで普通に売ってる!!)の村上さん流の方法です。このマジック、もともと出現と消失がハッキリしているので、カードマジックの中でも老若男女誰にでも分かりやすい現象です。しかし、手順はと言うと同じような手順が多いです。村上さんはその部分に注意を払い、なおかつ「何か」を加えることで大変ラフにカードを扱っている印象を与えることに成功しています。これぞ、プロのタッチというお手本でしょう。

10.I Wish:素敵なお誕生日用お祝いマジックです。実戦でマジックを演じていると、この種のマジックが1つや2つ必要になります。これは充分にレパートリーに入れる考慮がされる手順でしょう。不思議でなおかつサプライズを提供できるので、非常に印象が強いマジックとなるでしょう。
 最後のエッセイ、『「お誕生日用お祝いマジック」のお話』も興味深いお話です。



 全体を通して言える事は「これが作品の改良法の一種のお手本」ということです。村上さんは、あくまでも作品の不思議さが薄まらないように、絶妙なひねりを加えていきます。しかも、無理な力技で解決しようともしていらっしゃいません。実戦で演じるならば失敗のリスクを高める事は非常に危険ですから。
 リスクを避けながら、なおかつ現象と方法論のバランスを巧く取ることは中々難しいものです。リスクを避ければ、現象の持ち味が薄まってしまう可能性もあります。しかし、村上さんは非常に達者に改良を加えていらっしゃいます。

 思うに、キチンとした基礎があって真っ当な方向性で自然と組み上げられていった作品と言うものは、奇をてらってただ組み上げられた作品よりもストレートに見ている人の胸に刺さるのではないでしょうか?



 これだけクオリティーの高い作品が収録されて、実演DVDがついて3000円ならバーゲンプライスでしょう。1作目の作品集のように品切れになってしまう前に、お早めに。実戦向けで良いマジックがお好きな、骨太なあなたにおススメします。


・『Heavy Rotation』Yuji村上著、片山工房刊、2012年。税込3000円。
全国主要マジックショップにて4月9日より発売。




4月10日追記:Yuji村上さんのブログで、セルフライナーノーツが発表されています。これも興味深いです!

You've got a friend (Part 2)

(→Part 1からの続きです)

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はっと見りゃ、湘南御母堂。

 Richard一家とワイワイ遊んだ翌日、自宅へと向かいがてら高速道路を(法定速度で!)ぶっ飛ばしてある場所へ向かいました。



 話は遡って今年のはじめ。Richardが「春に日本に行くから!ディズニータイムだぜ!!」と我が家に電話をかけてきた少し後の事でした。Richardと共通の友達である、ある方から電話を頂きました。
 「こんばんは、前田知洋です…」 そう、日本のクロースアップ・マジシャンの第一人者の前田知洋さんだったのです!

 Richardとディズニーでお逢いになるんですよね?でしたら、帰り道、ちょっと寄り道してご夫婦で我が家へいらっしゃいませんか?という凄く嬉しいお話しでした。
 一も二もなく「よろしくお願いします!」とお返事させて頂きました!



 前田さんのご自宅に無事に到着。

 去年、BS朝日で放送された『辰巳琢郎の家物語』や、雑誌『モダンリビング』(アシェット婦人画報社刊)での前田さんの連載“on the wall”などで一部紹介されていますが、本当にシンプルで上質なお部屋なのです。決してブランド物で飾られている訳では無く、上質。そして、大変居心地が良いのです。
 デザイナーのココ・シャネルさんが、こう言葉を残していますね。

Some people think luxury is the opposite of poverty. It is not. It is the opposite of vulgarity.
(中には贅沢は貧しさの反対語と捉える人がいるわ。でも、違う。下品さの反対語なの)


 そうか、この空間は前田さんのスタイルそのものを具現化しているんだ!と気付いた時、静かにじーんと感激しました。



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 この日はマネージャーさんもいらっしゃらない、本当にプライベート。前田さんが自分でコーヒーを淹れられて、美味しく頂きました。

 いつも、FacebookやTwitterでいろいろお話しさせて頂いているので、久しぶりにお逢いしたような感じがまったくしません。それでも、会話がまったく尽きません。
 共通の趣味である料理(麦味噌や赤味噌のディープな話!)から映画、音楽、時事のトピックス…皆でワイワイ話していると、本当にアッ!と言う間に時間が過ぎていきます。(ここまでマジックの話、一切なし!)

 今回面白かったのは、コミュニケーションについて。前田さんが仰った「最近はどうもネゴシエーションとコミュニケーションが混同されているんじゃないか?」という言葉に激しく同意。



 気がつけば、もう夕方前に。すると、前田さんが「では、お二人を私の好きな場所にお連れしましょうか?」とドライブに連れていって頂けることになりました。

 ちょっと長めにドライブを楽しんで、向かった先がここ。

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 葉山の海でした。

 生まれて初めて「葉山御用邸」を見て、その近くから海岸へ。この日は前日の台風並みの低気圧の影響で結構風が強く、葉山にしてはかなり波が高かったのです。でも、海岸は凄く素敵で、とろけるように甘美な風景でした。サザンオールスターズの「波音は情事のゴスペル」という歌詞が頭の中をめぐっていました。

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御用邸からは、富士山と江の島が一緒に見える!!

 そして、葉山の街もちょっとお散歩。

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 凄く上品な街で、古いものと新しいものが上手く融合しています。やっぱり皇室と生活が密着している街だからでしょうか? 警備の警官の方にお話しを伺ったら、いろいろな場所に警官が配備されているので、犯罪率も低いんだそう。確かに納得です。

 そして、前田さんがおススメのパン屋さんへ。

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どーん!

 まず、何と言ってもこの苺のピザが最高に美味しい!! ミルクフランスも今まで頂いた中でベストかもしれません。ガツンとくる小麦の味と、濃厚なミルククリームが素晴らしい。ゴマがかかったクリームあんぱんは大変軽い食感で、カスタードとこしあんが奇跡のマリアージュ。そこに胡麻の香ばしさが加わって至福の瞬間でした。

 結局1時間ほど葉山の街を遊んで、前田さんのお宅へと戻りました。



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葉山牛を贅沢に使ったビーフカレー!

 そして夕食。なんと前田さんのお手製カレーでした。シンプルだけど上品で凄く美味しい! 前田さん、カレーが大好きだという事実を初めて知りました!



 食後、ちょっとだけマジックの話をさせて頂きました。
 
 ある基本技法を題材にして、何故その技法を使うのか?使わないといけないのか?という話で盛り上がりました。名人の演技を拝見していて思うのが、技法やサトルティを適材適所でベストな選択をしていらっしゃいます。実は前田さんも同じなんですね。
 一般的に「自然ではない方法」でも、ある人の手にかかってある瞬間に使えば「自然な方法」に変化するのです(私は個人的にこの「自然さ」を「スーパー・ナチュラル」と呼んでいます)。結構この「自然さ」、大事なのではないか?と密かに思っています。

 ある状況だけ見て安易に判断するということは、大変危険なことだなぁ、と、この日ますます実感しました。



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やった!ツーショット!!

 帰りがけに、前田さんのTwitterやFacebookでおなじみのヒミツくん(前田さんのペット)にも謁見できて、大変嬉しい滞在となりました。 
 
 帰り道、妻のCathyと「どうして前田さんのご自宅はあんなに居心地が良いんだろうね?」と話していました。

 私がCathyに話したのは、偉大な茶道家、千利休の『利休七則』って体現するとこうなんだろうね、という事でした。

利休七則
一.茶は服のよきように点て
二.炭は湯の沸くように置き
三.花は野にあるように
四.夏は涼しく冬暖かに
五.刻限は早めに
六.降らずとも傘の用意
七.相客に心せよ

 
 前田さんの西洋的なセンスの部分が凄くピックアップされますが、実は凄く日本的なセンスにも溢れていらっしゃると私は思っています。「和敬清寂」の精神、つまり、人間的なぬくもりの重要さを一番分かっていらっしゃる。このもてなしの心が前田さんの大きな秘密の1つなのではないでしょうか? 実はマジックの種仕掛け以上に大切なのでは、と。

 最近我が家もお客さまが多くいらっしゃるのですが、こうした「もてなし」と「しつらえ」の心、忘れちゃいかんな、と二人で話していました。



 そして、帰宅。すぐにデジカメを持ったCathyが「ごめん、実は盗撮しちゃったんだ」と話しかけてきました。

 「あまりに気持ち良い感じだったから、ついね。昔あなたが話してくれた、古代ギリシャの哲学者たちが回廊を歩きながら哲学の話をしていた様子って、こんな感じだったのかもしれないね」

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日常の謎 - 『マツリカ・マジョルカ』 相沢沙呼著 (Part 2)

(→Part1からの続きです)

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*前のエントリーのあらまし:世界中で有名なコインマジックの雄、デビッド・ロスさんが訪れたライブハウスで、手の中に1ドル銀貨を隠し持ちながらピアノをバンバン演奏する屈強のピアニストと出会います。
 このピアニストをてっきりマジシャンだと思ったロスさんは、意を決してこのピアニストに声をかけますが、どうにも話がかみ合いません。どうやら彼はマジシャンでは無い様子。では、なぜ彼はコインを手の中に隠し持ちながらピアノを弾いていたのでしょう??


 どうにもこうにも話がかみ合わず、重たい空気が二人の間を流れました。

 仕方ない、これは正直に話そうとロスさんは口を開きました。

「驚かせてごめんなさい。実は私はコインマジックを演じるマジシャンなんです。手の中にコインを隠し持ちながら日常生活の動作を行うと言うのは、マジックの練習でよくやることなんです。あなたがそうしているのに気がついて、つい話しかけてしまったんです。」
「そうなんですか!? それは失礼しました。でも、私はコインなんか手の中に隠し持っていなかったですよ? なんか勘違いされていませんか?」 
「いや、確かにあなたの手の中にコインが見えたんですよ…」
「あ、これの事か!分かりましたよ!!」

 屈強のピアノマンはおもむろに彼の右手をロスさんの目の前に差し出しました――彼の手のひらには、1ドル銀貨の入れ墨がしてあったのです!!!

 次に混乱したのはロスさんの番でした。一体どうして手のひらに入れ墨をしなきゃならないのでしょう?
混乱する彼の様子を見たピアノマンは話始めました。

「入れ墨の世界じゃ、手のひらというのは一番感覚が敏感で誰も入れ墨なんかしたがらないんだ。だって、我慢できない位痛いから。でも、手のひらに入れ墨をすると、こいつは凄い強い男だっていう証拠になるんだ。一種の勲章だね。1ドルコインにしたのは、大きさとこのデザインが好きだったんだよ」
丁度、日本で言う所の根性焼きのようなものだったのです!

 それでやっと理由が分かって、ロスさんはお礼にちょっとだけマジックを演じ、その場を去っていきました。



 相沢先生の新刊『ココロファインダ』が4月17日に光文社から発売されます。それぞれ心にコンプレックスを抱えた女子高生たちが集う写真部を舞台に、彼女たちがぶつかる写真やカメラにまつわる日常の謎。この作品も今から大変楽しみです。

You've got a friend (Part 1)

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"Winter, spring, summer or fall All
you have to do is call
And I'll be there,
You've got a friend" - Carol King


 急に暖かくなって、桜が綺麗に咲き始めました。いかがお過ごしですか?

 先週の爆弾低気圧、皆さまがお住まいの地域は大丈夫でしたか? 被害が少なかった事を祈ります。



 友人のRichardが一家を連れて毎年おなじみ東京ディズニーリゾートへやってきました。彼に誘われて行ってきました!

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丁度、毎年この時期はイースター(復活祭)があるということで、東京ディズニーランドでは“ディズニー・イースターワンダーランド”が開催されるのですが、私は今まで出向いた事がありませんでしたので、初めてのディズニーでのイースターです!

 まあ、限定のお土産が可愛い事!

これはその中から、イースターエッグたち。

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左はイースターエッグ詰め合わせ、右はポップコーンバケツ。

モダンなデザインでカッコいい!



 今回はRichardの奥さまと娘さんもご一緒なので、夫婦で大変楽しみにしていました…ら!!

 待ち合わせのホテルのロビーに着いたら、なんとこんな状態!!

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どーん!

 顔色も悪く、車いすに乗っているじゃありませんか!! どうしたの?と聞くと、何でも思った以上の長時間フライトと移動(飛行機が成田に着陸できなかったそうな…)で、完全に胃をやられてしまったよう。病院に連れていかれて血液検査やレントゲン撮影までして、とりあえず異常は無かった様子。でも、ご飯は食べられないわ、お医者さまから「ご飯だけ食べるように」と言われるわ、かなり残念な姿だったのです。
 「もう、今日オレはダメだ。ゆっくりランドを回ろうぜ…orz」なんて、いつもとはまったく違う弱気な感じ。

 でも、ディズニーランドに入った瞬間、Richardの顔色はぱぁーっ!っと明るくなり、車いすに乗りながら運転している娘さんにGPSばりにテキパキ指示を出し始め、あれ、さっきのか弱い感じは??という状態に。
 もしかすると、これがいわゆる「ディズニーマジック」なのでしょう!(…と奥さまのLizさんに言うと「違う、違う!ただのディズニー・オタクなのよ!」とあっさり否定されてしまいましたが!)

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パレードも良かった!グーフィー、カッコいい!!



 奥さまのLizさんは以前ワシントンでお逢いして、凄く可愛らしい方だなぁ、Richardにはもったいないなぁ!なんて思った通り、素敵な方でして。お笑い大好き、明るくパワフルな美人さんです。
 元々、料理専門誌の編集長をされていて、今はRichardが出版している奇術専門誌『Genii』のデザインワークを一手に引き受けていらっしゃいます。

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この3人、ノリノリである。

 こんな素敵なお母さんとお父さんがいたら、そりゃもう娘さんのEmmaちゃんも可愛いに決まっています。この本に登場したときは7歳でしたが、それから3年、こんなに大きくなりました。

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 日本なら中学生と言っても通用するくらい。Emmaちゃんもお笑い大好きでジョークがバンバン飛び出します。我が妻Cathyが繰り出す変顔やモノマネに対抗して、どこのリアクション芸人か!というくらい変顔やリアクションをする面白い娘さんなのであります。「君、かわうぃーねー!」という日本語が気にいったみたいでした! 
 この、お母さん似の将来の美人候補に「お父さんに似なくて良かったね!」と言うと、「いえーい!」と満面の笑みをたたえておりました。君は分かってる!



 いつものごとく、ディズニー・ファストパスの魔法を駆使して次々とアトラクションを制覇した後、これまたいつもの「クイーン・オブ・ハートのバンケットホール」でランチ。

 バースディじゃない日を祝う、“Unbirthday Cake”を皆で食します!

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 でも、Richardはおあずけ。ちょっと可哀想でした。

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 Richardも家族連れのため、今回はマジック成分の高い話が少なかったのですが、それでもいろいろな話を。このエントリーでお話しした、中嶋ゆみさんの特集号は海外でも好評のよう。
 微笑みという言葉を上手く使ったよね!とRichardが言っていて、編集者の橘川幸夫さんが仰っていた「笑顔は自己主張だが、微笑みは対象への愛。」という言葉を思い出したりしました。

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 そして、今年の10月に開催されるGenii誌75周年記念のマジックの大会“Genii's 75th Birthday Bash”の凄い内容。まだ未発表のゲストとかもいらっしゃって、ワクワクが止まりません。
 会場のホテルも結構良いホテルですが、宿泊料が結構お値打ちですね。友達とルームシェアをするなら3泊で147ドル!人数で割ったらかなりお値打ちと思われます。

 ちょうど、ニューヨークのブロードウェイでミュージカル“GHOST:The Musical”(特殊効果にマジックが使われているんです!)が4月23日に封切られるので、ショウが続いてたらこれを観にちょっと足を伸ばそうかな?と思ったり。

 それと、近いうちに発売されるセオドア・デランドさんを主題にしたRichardの著作に関連して、あるギミックカードの可能性について討論などしました。デランドさんは、様々なギミックカード(仕掛けのあるカード)の考案者と知られています。この本は非常に面白く、デランドさんの考案した様々なギミックカードがすべて解説されています。考案されてから100年ちかい作品ばかりですが、今も販売されていたり、不思議に見える作品ばかり。ちょっと注目されていて損は無いでしょう。



 この日の天候は夕方から急変して大変なことになったのですが、私たちはずっとホテルの中でワイワイ騒いでおりました。素敵な時間を過ごせたのですが、その翌日はさらに素敵な時間を過ごすことになりました…

(→Part2に続く)
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Author:yuki_the_bookworm (a.k.a "べたねば")
何げない日常の中の、本と料理とマジック。

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