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カズカタヤマご一行マジックショウ

Yuji 村上ショウ&レクチャーin名古屋、無事終了!



 先週の土曜日、大手マジックショップUGM社で行われた「カズカタヤマ一行マジックショウ」を見に出掛けました(“一行”と聞いて、水戸黄門を思い出したのは内緒!)。
 最近、マジックのショウ(not 講習会)を見に出掛けるときは必ず誰かを連れていくことにしているのですが、今回はアメリカ人の友人を誘ってみました(この友人については後日詳しく)。



 開始時間10分前にお店に到着したのですが、開場している様子はなく、なんかおかしい…。友人は開演5分前に到着したのですが、それでも開場しない…。後で分かったのですが、カタヤマさんが東名高速で酷い交通渋滞に巻き込まれてしまい、ギリギリでの到着となり、リハーサルなどの時間が相当押してしまったようです。結局、開演時間を5分ほど過ぎての入場、開演となりました。今回は結構ゆったり演技が見れて良かったです。



 最初に登場したのは、カズカタヤマさん。クロースアップの演技でした。がま口の口金からのコインの出現から始まり、コインの増加、コインの手から手への移動、インターナショナル・コイン・アセンブリー(種類が異なる4枚のコインを使って行なう“集合するコイン”)、コインからお札への変化、と鮮やかに演じられていきました。そして、カードマジック。お客様に参加していただいて進めていく「油と水」(実際には「油とクイーン」)の手順は、大変鮮やかで不思議な手順でした。クライマックスもカタヤマさんが演じられたクライマックスの方が一般に分かりやすいと思いました。



 続いて登場したのは、Yuji村上さん。人気の作品集や、最新の『SFマジックコレクション6』に寄稿された作品、そして、実際に営業で演じられている手順など、カードを中心としたバラエティに富む内容でした。
 ちょっと緊張されていたようですが、アメリカ人の友人は「Knock Knock Kings」と「Try-out Shuffle」に度肝を抜かれていたようで、ショウの帰り道「あれ、凄いよ! ねぇ、彼の素晴らしいノートに載っていた作品だよね? 本当にあの解説通りなのかい? 信じられないよ!」と矢継ぎ早に質問され、ちょっと苦笑してしまいました。
 私的には、村上さんが実際の営業で演じられている、マジックを演じられている方ならどなたでも知っている道具や作品を使ったマジックの見せ方が非常に面白かったです。実に実戦的で無駄がなく、ちょっとした一捻りがさらに現象を効果的にされていました。実戦で磨かれたバランス感覚の良さに驚きました。



 そして、さらに驚いたのが次の演目。なんと、伝説の「マニアわせマジック30連発」! 奇術専門誌『掌PALM(パーム)』誌上で連載されている、マジックマニアを笑わせるためだけに考案されたあの作品、この作品が、カタヤマさんと村上さんによって交互に次々と演じられていきました。その脱力系のくだらなさ(最高の褒め言葉です!)には脱帽でした。
 途中でカタヤマさんに「トッパー・マーチンかい!(亡きコメディ・マジックの名人)」と突っ込みたくなるようなアクシデントが起こったのですが、それも演技の一部かと思うくらい凄すぎました。

 でも、実際に「マニアわせマジック」を見て思ったのが、「普通にマジックとして通用する作品も実は多いじゃん」ということでした。カタヤマさんの「UFOダイス(3つのサイコロが容器の中に1つずつ見えない飛行をしていく名作マジック)」の手順や、村上さんの「できまへんアセンブリー」とか、単純に良かったのです。なので、この企画全体は確実に面白いのですが、心の奥底では逆にもったいないかな?とも感じました。



 次に登場したのは、韓国の若手マジシャン、シンジソンさん。関東を中心に大活躍されており、カタヤマさんの下でマジックを勉強されていらっしゃいます。一度生で演技を拝見したかった方でした。
 凄く華麗な色変わりするケーンとお札のプロダクションの演技でした。途中で話しながら演じられたシルクの色変わりも素敵で、とても大学生とは思えない程。大変舞台栄えのする方で、迫力のある動きが若さと大変マッチしていて、凄く気持ちの良い演技でした。生の演技を拝見できて凄く良かったです。



 ここでカタヤマさんが登場して、カードマジックを1つ。大変派手なカード当てで、演技の膝代わりとして大変素晴らしい演技でした…しかし、最後に床中にとっちらかったカードを片付ける部分がちょっと大変そうでした。



 次に登場したのが、名古屋のマジシャンMASAYOさんでした。以前、カタヤマさんのレクチャーDVD収録のお手伝いをさせていただいとときにお逢いして、今回初めて演技を拝見させて頂きました。ロープマジックから始まり、シルクを基調にした非常に元気のある演技でした。シルクのプロダクションは往々にして冗長になってしまうきらいがあるように感じるのですが、MASAYOさんの演技は大変コンパクトなので良いなと思いました。
 自分を如何に良く魅せるか?という部分を凄く考えていらっしゃるように感じ、良く考えたらタレントとしてもご活躍なので、なるほど、そりゃそうだ!と思いました。



 そして、最後はカタヤマさん。カードファンニングの手順でした。ファンカードを扇状に広げ、色変わりをさせたり、ファンが消えたり、突然出現したり、分裂したりと、非常に詩的な演技です。しかし、演目としては地味であったり、地味なのにかなりの練習が必要だったり(流行で言うところの“費用対効果”が悪かったり)するために、あまりお目にかからない演目でもあります。
 私も実際に演技を拝見したのは、ファンタシオ氏、アメリカのデヴィッド・オリバー氏(この方のゾンビも凄い!)、日本ですと高木重朗先生のウェルメイドな手順(『季刊 不思議12号』に解説されています)くらいでしょうか? 教則本も大変少ない分野です。

 その中でも、大変素晴らしい演技をされる方がいらっしゃいました。亡きカードの鉄人、マーカテンドーさんです。劇的なカードマニピュレーションを行なった後で静かに行われる演技でした。本当に格好良い、セクシーとさえ感じるテンドーさんの、そのしなやかな指先に広がるカードの美しさは、どれだけ言葉を尽くしても言い表せません。
 丁度、テンドーさんの1周忌というこの時期に、カタヤマさんはこの演技を初めて舞台にかけられました。その心境に思いを馳せてしまいます。カタヤマさんに伺った所、練習中はテンドーさんのことを思い出されていたそうです。テンドーさんの演技を『艶』とするならば、このカタヤマさんの演技は『純』だったと思います。手順に込められたカタヤマさんのひたむきな心意気に大変感激しました。
 この手順がこれから磨かれていけば、きっとカタヤマさんの代表作の1つになるのではないかなぁ、と思います。



 ショウ全体の構成を思うと、ちょっとゆるかったかな?とか、打ち合わせがうまくできていないのかな?とも思う個所がありましたが(これは、渋滞に巻き込まれてしまったカタヤマさんが会場で事前にリハーサル出来なかったことが大きな要因でしょう。2回目のショウに参加された方は、さらに楽しめたと思います)、これだけのショウ(内容もたっぷり1時間半!)を楽しめて、会費が1500円というのは正気の沙汰ではありません(良い意味です!)。友人とともに素敵なマジックをたっぷり楽しんで帰ることができました。 
プロフィール

yuki_the_bookworm  (a.k.a "べたねば")

Author:yuki_the_bookworm (a.k.a "べたねば")
何げない日常の中の、本と料理とマジック。

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